月別アーカイブ: 2022年1月

ふじりんご生誕80周年

2022.01.31

秋から冬にかけて旬を迎えるりんご。そのままでも、煮たり焼いたりデザートにしても、とてもおいしいですよね!

私も家族も大好きです。

りんごの代表的品種といえば「ふじ」ですが、2020年に生誕80年を迎えたことをご存じでしょうか。日本のりんごの約6割を生産している青森県で、1939年「国光(こっこう)」品種に、「デリシャス」品種を交配してできたのが始まりです。

ウォークマン、新幹線、内視鏡、インスタントラーメン、ウォシュレット。これは、戦後日本のイノベーション100選に選ばれたものの一部ですが、なんとこの中に農林水産物で選出されたものが2つだけあったそう。それが「コシヒカリ」と「ふじ」。なんと、青森県発祥の「ふじ」は中国、アメリカ、チリ、ニュージーランド、アフリカ大陸など世界各国でも栽培され、いまや世界で最も生産量が多い品種に成長したのです!世界のりんご業界にどれだけの貢献をしたことか、恐るべし「ふじ」の実力!

電気、電子、情報通信産業分野では、諸外国の急成長に後塵を拝している、とも言われている日本ですが、そんな中で堂々たる世界シェアナンバー1を誇る「ふじ」。

食卓に「ふじ」が並んだら、「日本の誇り!」と敬意を表していただきたいものですね。

デジタル時代に生きる私たちに今問いたいこと

2022.01.20

私たちの生活にいまや欠かせない存在である「スマホ」。現代人の多くが「スマホ依存症」といわれており、統計によるとスマホに触る回数の1日平均はなんと2600回!時間にすると、一日のうち平均で4時間(若者の2割は7時間も!)スマホを使っているそうです。

そんな時代を反映してか、2021年オリコン年間ランキングで第1位に輝いたのが、スウェーデンの精神科医の著書「スマホ脳」。テクノロジーが発達し、とても便利な世の中になった反面、精神的ストレスで悩む人が非常に増えている現代社会とスマホの関係を分析した本です。

スマホは確かに便利ではありますが、スマホに縛られすぎては心身に悪影響も及ぼしかねません。スマホの利便性は享受しつつ、必要以上に触らない。そう、大切なのは「上手な付き合い方」ですよね!アップルの故スティーブ・ジョブズや、マイクロソフト創業者のビルゲイツは子供にスマホの使用時間を厳しく制限していたようです。IT企業の成功者たちは、スマホが子供たちに悪い影響を及ぼしかねないことを理解していたのでしょう。

かつて、私は寝る前までスマホを眺めていましたが、この本をきっかけに寝る際にスマホは別の部屋におき、夜中起きたとしてもスマホを見ないようにしたところ、朝までぐっすり眠れるようになりました。今では家族にも勧め、家族全員で夜のスマホデトックスをしています。

皆さんも、スマホとの付き合い方をこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

成人式

2022.01.09

1月10日は成人の日ですね。新成人の皆さん、おめでとうございます!

さて、日本では当たり前となっている「成人式」ですが、実は日本特有の風習だということをご存じですか?

ちなみに、成人式の起源は太平洋戦争終結後の1946年、埼玉県の蕨市で行われた「青年祭」だそうです。「暗い気分を払拭し、次世代を担う青年たちを励まそう」と地元の青年団が開催したお祭りでしたが、それが全国から注目を集め、のちに「成人の日」として制定されました。

現在では地域によって様々な特色がある成人式ですが、ユニークなところでは千葉県浦安市はディズニーランド、鴨川市は鴨川シーワールド、成田市は成田国際空港での開催などが有名です。また、東北地方や新潟、長野県などの豪雪地帯では、交通機関の乱れや振り袖での移動が困難なことから8月のお盆時期やゴールデンウィークに開催されるところもあります。夏に振袖ではなく浴衣で成人式をする地域もあるとは、驚きです!

今年の成人総数は約152万人(男性約78万人、女性74万人)。毎年減少の一途を辿っているものの、将来の日本を担う若者たちには希望を胸に、大きく羽ばたいて欲しいと思います。そんな若者たちを温かい気持ちで激励する、日本特有の「成人式」。地域ごとに皆が参加しやすく、成人の喜びを分かち合えるよう、様々な工夫を凝らし、地域を盛り上げてほしいですね。